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血管外科



診療科の特徴

院長 海野 直樹

血管外科部長 山本 尚人

特徴・特色

日本における血管疾患は人口の高齢化と生活習慣の欧米化に伴い、増加傾向にあります。しかしながら、我が国には欧米と異なり血管疾患を専門的に扱う専門医が極端に少ないのが現状です。当院では従来、心臓血管外科が四肢の血管疾患まで含めて広く担当してきましたが、平成29年4月に血管外科が新たに開設され、以後は腹部大血管、末梢血管、静脈、リンパ管疾患を中心に診療と治療、研究を行っています。心臓血管外科の医師とも互いに協力して診療、手術を行っています。一方、浜松医科大学とも緊密な連携を取りながら、常に最新の診断技術、治療方法を導入し、患者さんにとって最善の医療を提供していきたいと考えています。

診断・検査・治療

外来診察日は毎週月曜日と木曜日で、紹介初診、再診を受付けています。外来日以外でもご連絡いただければ、可能な限り対応いたしますので、いつでもご連絡ください。外来でのエコーや四肢血圧脈波測定などの非侵襲的な検査から、入院後に行う血管造影検査まで当科スタッフが担当します。治療におきましては、長年の治療経験を生かした定型的な手術治療から、最近発展著しい血管内治療や薬剤を用いた保存的治療まで広く対応しており、安全かつ確かな手技で良好な治療成績をあげています。より侵襲の少ない治療を目指し、胸部及び腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術も多数例経験しております。閉塞性動脈硬化症に対しては、従来のバイパス手術に加え、カテーテルを用いたバルーン拡張術やステント留置術などの血管内治療にも積極的に取り組んでいます。また、足部の潰瘍や壊死といった、重症虚血肢に対する自家静脈を使用したdistal bypass症例も増加しており、血管内治療とのhybrid治療にも対応しています。静脈疾患としては、弾性ストッキング着用や日常生活指導などの保存的治療に加え、静脈血栓症に対するカテーテル血栓溶解療法や下大静脈フィルターの挿入まで幅広く行っています。下肢静脈瘤に対しては、従来のストリッピング手術に加え、最新の1470nmのレーザー装置も導入し、外来での硬化療法も含めて、患者様の状態や希望に沿った治療法を選択しています。従来診断が困難であった、リンパ浮腫並びにリンパ機能不全については、院長の海野が浜松医大で蛍光リンパ管造影法という新しい診断方法を世界に先駆けて開発し、当院でもリンパ浮腫の診断・治療に役立てています。一方、近年の血液透析患者さんの増加と透析歴の長期化に伴い、難しいバスキュラーアクセス(内シャント)手術を必要とする症例も増加しています。血管外科ではそうしたバスキュラーアクセス作成が困難な症例やトラブル症例に対する緊急対応を含めて、幅広く診断・治療を行っています。
胸部・腹部大動脈瘤
閉塞性動脈硬化症
バージャー病
急性動脈閉塞
レイノー症候群
下肢静脈瘤・血栓性静脈炎
深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症
糖尿病性末梢循環障害
慢性腎不全に対するバスキュラーアクセスの作成や修復
リンパ浮腫

得意とする診断治療

胸部・腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療
閉塞性動脈硬化症に対するバイパス手術並びに血管内治療
静脈血栓塞栓症に対するカテーテル治療や薬物治療
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術・ストリッピング手術・硬化療法
透析用バスキュラーアクセスの作成やトラブル対応

《下肢静脈瘤について》

下肢静脈瘤とは
静脈は血液を心臓に戻す血管であり、重力で逆流しないように弁があります。下肢静脈瘤ではその弁が壊れ、足に血液がたまり、静脈が膨れあがる病気です。立っていることが多い仕事の方や妊娠歴のある女性で多く見られます。
症状としては足のむくみ、こむら返り、だるさや痛みのような症状から、より進行すると足の皮膚が黒ずんだり、足首のあたりに潰瘍をきたす事もあります。
このような症状は他の疾患でも起こり、また下肢静脈瘤は基本的に命に関わる疾患ではないので、下肢静脈超音波などでしっかり診断することが大事です。
続きは、こちらのページをご覧ください。

《下肢閉塞性動脈硬化症》

下肢閉塞性動脈硬化症とは
足の動脈が狭くなることで、足への血流が低下し、足の痛みなどをきたす血管病です。喫煙や高血圧症、糖尿病など生活習慣病が主な原因で高齢の男性が発症しやすい病気です。
症状は間欠性跛行(歩行していると足が痛み、休むと症状が改善する)、安静時痛、潰瘍・壊死(足先などが膿んできたり、黒くなったりします)と進行していきます。
歩行が困難となるため、生活の質が低下するほか、潰瘍などを放置すると感染し、足を切らなければいけないこともあります。
続きは、こちらのページをご覧ください。


医師紹介

海野 直樹(うんの なおき)

院長
専門分野
血管外科
資格等
指導医:日本外科学会、腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医、胸部大動脈瘤ステントグラフト指導医、心臓血管外科専門医認定機構修練指導者
専門医:日本外科学会外科専門医、心臓血管外科専門医
認定医:日本外科学会、日本消化器外科学会
評議員:日本脈管学会、日本血管外科学会、日本静脈学会、日本心臓血管外科学会、日本リンパ学会
米国外科学士院会員 Fellow of American College of Surgeons
略歴
1985年3月 鳥取大学
2017年4月 浜松医療センター

山本 尚人(やまもと なおと)

科部長
専門分野
血管外科
資格等
指導医:日本外科学会 、下肢静脈病に対する血管内レーザー焼灼術の指導医、腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医、心臓血管外科専門医認定機構修練指導者
専門医:日本外科学会外科専門医、心臓血管外科専門医、日本脈管学会認定脈管専門医
評議員:日本血栓止血学会、日本血管外科学会、日本静脈学会
略歴
卒業大学名 浜松医科大学
免許取得年 平成5年

矢田 達朗(やた たつろう)

副医長
専門分野
血管外科
資格等
専門医:日本外科学会外科専門医、日本脈管学会認定脈管専門医
指導医:下肢静脈病に対する血管内レーザー焼灼術の指導医、腹部ステントグラフト指導医
日本医師会認定産業医
難病指定医

略歴
卒業大学名 高知医科大学
免許取得年 平成21年

遠藤 佑介(えんどう ゆうすけ)

医員
専門分野
血管外科
資格等
専門医:日本外科学会外科専門医
下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医
JATEC
腹部ステントグラフト実施医
略歴
卒業大学名 浜松医科大学
免許取得年 平成26年

週間予定

午前 外来 手術 手術 外来 手術
(血管造影)
午後
外来 手術(血管造影) 手術(血管造影) 外来
血管造影
心臓血管外科・血管外科合同カンファレンス
循環器センターカンファレンス
手術

実績

2017年 計 2018年 計 2019年 計
動脈瘤 11 12 14
EVAR 11 10 9
Yグラフト 0 2 5
動脈ASOその他 2 23 18
バイパス 0 10 4
血管内治療 2 12 11
Hybrid 0 0 1
その他 0 1 2
急性動脈閉塞 1 5 7
バスキュラーアクセス 54 86 142
静脈瘤 42 50 60
その他 4 4 6
他科合同 1 1 2
115 181 281

施設認定

日本外科学会外科専門医制度修練施設(指定施設)
心臓血管外科専門医制度認定機構基幹施設
日本脈管学会認定施設
日本ステントグラフト実施基準管理委員会実施施設(胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤)
浅大腿動脈ステントグラフト実施基準管理委員会実施施設
下肢静脈瘤血管内焼灼術実施・管理委員会実施施設