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呼吸器外科

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特徴

最近は、糖尿病、心疾患、脳血管障害、腎・肝障害等の合併症を有する患者さん、また高齢の患者さんの手術も増加しており、関係科と連携をとりながらバランスのとれた診療を行います。最も重要な手術適応については、患者さんごとに手術によるメリット、デメリットを十分に評価し、患者さん、ご家族と十分に話し合ったうえで判断します。手術は胸腔鏡を多用しできるだけ低侵襲であるように心がけています。

対象となる疾患

原発性肺癌、転移性肺腫瘍、肺良性疾患(良性腫瘍、炎症性腫瘤、肺分画症等)、縦隔腫瘍(胸腺腫、神経原性腫瘍等)、胸膜腫瘍(悪性胸膜中皮腫等)、胸壁腫瘍、自然気胸、巨大肺嚢胞、膿胸、間質性肺炎(外科的生検)、重症筋無力症(胸腺全摘)、胸部外傷

原発性肺癌

原発性肺癌では、PET-CTを用いた正確な術前病期診断および心肺機能評価を行い、適切な肺切除量およびリンパ節の郭清範囲を決定します。原発性肺癌の標準術式は肺葉切除+縦隔リンパ節郭清ですが、早期の肺癌では縮小手術(肺区域切除、肺部分切除)を行うこともあります。逆に局所進行肺癌に対しては、癌病巣が浸潤している周囲の臓器も合併切除したり、より広範囲のリンパ節を郭清する拡大手術も行います。また呼吸器内科、放射線科と連携し、術前に化学放射線治療を行い、癌病巣を縮小させた後に切除を行うこともあります。手術は、完全胸腔鏡下または、胸腔鏡補助下に腋の下の小開胸で行うことがほとんどで、胸壁の筋肉切離を必要最小限としています。必要であれば術後に、補助化学療法を行います。また肺癌等の悪性腫瘍による気管、気管支の狭窄に対してはステント留置も行っています。

転移性肺腫瘍

大腸癌等、他臓器の癌が肺に転移した状態です。原発性肺癌と異なり標準術式は、肺部分切除です。しかし、病変の部位、数によっては肺区域切除や肺葉切除を要することもあります。転移巣が複数で左右に存在する場合には、二期的に切除することもあります。可能な限り肺機能を温存した手術を行います。

縦隔腫瘍

縦隔とは、左右の肺に挟まれた部位で、心臓、大血管、気管、食道、神経、胸腺等の重要な臓器が存在します。肺の腫瘍に比べ少ないのですが、この縦隔には、良性から悪性まで様々な腫瘍が発生します。頻度が高いのは、胸腺腫、嚢胞、神経原性腫瘍です。疾患により経過観察でよいものから、手術を要するものまで様々です。手術は胸腔鏡下、肋間開胸、胸骨正中切開、あるいはこれらの組み合わせで最も適したアプローチを選択します。

自然気胸

若年者の自然気胸(肺嚢胞のパンク)は、良性疾患ですが再発しやすいという特徴があります。手術は再発時に行うことが一般的ですが、肺から空気漏れが持続するときや、出血を伴うとき等には手術が必要です。また患者さんが受験生の場合など、再発予防のため初発時でも手術を行う事があります。手術は3カ所の穴を用い、胸腔鏡下肺嚢胞切除を行い、術後再発予防のために切除部周囲を吸収性フェルトで被覆しています。入院期間は術後2〜3日間です。高齢者の自然気胸の場合には、肺気腫(タバコ病)を有していることが多く、他の併存疾患も考慮の上、手術適応および術式を決定しています。

外来診療担当医

外来診療担当医表はこちらです

 

診療実績

(平成27年)手術例
胸部悪性腫瘍手術例 41例
気胸手術例 32例
その他 15例
合 計 88例

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医師紹介

院長補佐   籾木 茂 (もみき しげる)

専門分野

呼吸器外科
肺癌の診断と外科治療

資格等

呼吸器外科専門医

日本がん治療認定医機構 暫定教育医

指導医:
日本外科学会
日本気管支学会

認定医:日本胸部外科学会

浜松医科大学臨床教授

日本医師会認定産業医

略歴

1978年3月 千葉大学医学部卒業
1978年 千葉大学医学部肺癌研究施設外科
1988年 米国 Fox Chase Cance Center 留学
1990年 千葉大学医学部肺癌研究施設外科
1991年 浜松医療センター

科長 朝井 克之 (あさい かつゆき)

専門分野

呼吸器外科

資格等

呼吸器外科専門医

日本呼吸器外科学会 評議員

日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

指導医:
日本外科学会
日本胸部外科学会
専門医:
日本外科学会
認定医:
日本胸部外科学会

略歴

1992年3月 浜松医科大学卒業
1992年5月 三井記念病院外科・呼吸器外科
1998年10月 静岡済生会総合病院呼吸器外科
1999年6月 藤枝市立総合病院心臓呼吸器外科
2001年4月 浜松医科大学第1外科
2003年2月 沼津市立病院呼吸器外科
2010年9月 浜松医療センター

医長  望月 孝裕 (もちづき たかひろ)

専門分野

呼吸器外科
肺癌の診断と外科治療

資格等

呼吸器外科専門医

専門医:日本外科学会

認定医:日本外科学会

International association for the study of Lung Cancer (IASLC) member

略歴

1998年3月 浜松医科大学医学部卒業
2004年 国立がんセンター東病院呼吸器外科レジデント
2007年 浜松医科大学第一外科
2009年 浜松医療センター

専修医  武井 健介 (たけい けんすけ)

専門分野



資格等

略歴

年月

非常勤  船井 和仁 (ふない かずひと)

専門分野

呼吸器外科
肺癌の診断と外科治療
肺癌の腫瘍学

資格等

呼吸器外科専門医

日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

日本がん治療認定医機構 暫定教育医

専門医:日本外科学会

認定医:日本外科学会

身体障害者福祉法第15条指定医

International association for the study of Lung Cancer (IASLC) member

Best Doctors in Japan (TM) 2008-2009、2009-2010

略歴

1996年3月 浜松医科大学医学部卒業
2000年 国立がんセンター東病院呼吸器外科レジデント
2003年 浜松医科大学第一外科
2004年 浜松医科大学博士(医学)取得
2007年 浜松医療センター
2010年 浜松医科大学第一外科
浜松医療センター非常勤
2012年 浜松医科大学第1外科准教授

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