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診療科別初期臨床研修プログラム


研修理念

医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につける

到達目標

A 医師としての基本的価値観(プオフェッショナリズム)

1・社会的使命と公衆衛生への寄与
2・利他的な態度
3・人間性の尊重
4・自らを高める使命

B 資質・能力

1・医学・医療における倫理性
2・医学知識と問題対応能力
3・診療技能と患者ケア
4・コミュニケーション能力
5・チーム医療の実践
6・医療の質と安全管理
7・社会における医療の実践
8・科学的探究
9・生涯にわたって共に学ぶ姿勢

C 基本的診療業務

1・一般外来診療
2・病棟診療
3・初期救急対応
4・地域医療

経験すべき症候(29症候)

外来又は病棟において、下記の症候を呈する患者について、病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と、
病態を考慮した初期対応を行う。
 ショック、体重減少・るい痩、発疹、黄疸、発熱、もの忘れ、頭痛、めまい、意識障害・
 失神・けんれん発作、視力障害、胸痛、心停止、呼吸困難、吐血・喀血、下血・血便、嘔
 気・嘔吐・腹痛・便通異常(下痢・便秘)、熱傷・外傷・腰・背部痛、関節痛、運動麻痺・
 筋力低下、排尿障害(尿失禁・排尿困難)、興奮・せん妄、抑うつ、成長・発達障害、
 妊娠・出産、終末期の症候

経験すべき疾病・病態(26疾病・病態)

外来又は病棟において、下記の疾病・病態を有する患者の診療にあたる。

 脳血管障害、認知症、急性冠症候群、心不全、大動脈瘤、高血圧、肺癌、肺炎、急性上
 気道炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性胃腸炎、胃癌、消化性潰瘍、肝炎・
 肝硬変、胆石症、大腸癌、腎盂腎炎、尿路結石、腎不全、高エネルギー外傷・骨折、糖尿病、
 脂質異常症、うつ病、統合失調症、依存症(ニコチン・アルコール・薬物・病的・賭博)

研修内容

必修科

内科

入院患者の受け持ち医として6-7名を担当する。研修期間中、研修医1名に対して1名の指導医がつく。疾患によっては、専門医が直接指導医としてつく。病棟医長の回診が週一回行われ、指導が行われる。受け持ち患者は 当該科の科長が、教育上必要な症例を専門分野に偏らないように調整しながら、振り分けられる。また、外来患者や救急患者について、指導医のもとで実地に研修を行う。

救急科

救命救急センターおよび救急科、救急外来において、救命救急に必要な知識・医療技術を習得する。

地域保健医療

当院併設の健診センターでの研修、協力施設(浜松市佐久間病院)において、へき地医療の実際を体験する。また、献血ルームで検診医として体験する。

消化器外科・外科

プライマリケアに重点を置き、一般外科を中心に研修を行う。1名の研修医に1名の指導医がつき入院患者は平均6-7名を受け持つが、グループ診療を行う。術前検査を実施し、手術では術医の指導の下に助手を務め、術後管理まで一貫した診療を行う。

麻酔科

術前合併症の少ない一般手術の全身麻酔(主として吸入麻酔)を通して麻酔に必要な基本的知識・技術を習得する。

小児科

小児の正常な成長、発達を理解することが基本となる。親からの情報収集、小児への接し方、基本的診察方法、検査手技、診断へのアプローチの仕方、治療法選択の方法、親および患者への説明の方法、救命救急処置等を習得する。

産婦人科

産科領域
正常分娩を含む妊娠・分娩・産褥に関連した患者を診察し、専門の産科医に紹介/受け渡しする必要性および時期を判断できるとともに、それまでの応急措置を行える技術を習得する。

婦人科領域
婦人科の患者を診察し、適切な初期診断を行なえる積極性と能力を獲得し、専門の婦人科医に紹介/受け渡しするまでの処置を行う技術を習得する

精神科

協力型臨床研修病院における入院患者を中心とした実際の精神医学的な治療法を体験する。
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選択科
希望があれば、必修科目、選択科目以外の専門科で選択科の時間を取り、臨床研修を受けることができる。
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