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ホーム >  診療科・部門 >  腎臓内科 >  IgA腎症 Q&A

IgA腎症 Q&A



Q1. IgA腎症ってどんな病気?

A1. 腎臓は背中の左右対象に2つある、こぶし大サイズの臓器であり、尿を作ることで体内の水分量やミネラルの調節・老廃物の排泄等を担ってます。
IgA腎症は日本で最も頻度の高い慢性糸球体腎炎であり、若年発症も多い疾患です。原因は分っておりませんが、扁桃炎などを契機に血尿や蛋白尿の出現を認め、腎臓の糸球体という血液を濾過して尿を作る部位に、IgAという免疫グロブリン蛋白が沈着する病気で、慢性の経過を辿ります。腎生検(入院して腎臓の組織を一部採取し、顕微鏡で調べる検査)で診断されます。

Q2. どれくらいの患者さんがいるのですか?

A2. 疫学調査から約33,000人(10万人あたり3.9-4.5人/年)いると推定されております。子供から大人まで幅広い年代で発症し、日本では性別に差はありません。

Q3. どのような症状がありますか?

A3. 70-80%は無症候性血尿・蛋白尿であり、自覚症状はありません。学校の検診や健康診断で指摘され、精査を勧められて受診されます。15%程度は急性扁桃炎などの上気道炎の合併時に、コーラ色の尿(肉眼的血尿)を認めます。未治療のまま病状が進行すると、むくみなど腎不全に伴う症状が起こります。

Q4.どのような治療法がありますか?

A4. 治療法は腎機能や蛋白尿の程度によって異なります。薬物治療では降圧剤(RAS阻害剤) 、抗血小板薬、魚油などが用いられます。
検査にて腎炎の活動性が強いと判断される場合には、入院して口蓋扁桃摘出術、副腎皮質ステロイド薬などの治療が必要となります。
食事療法としては減塩・低蛋白食があります。また禁煙や、肥満の方には減量が勧められます。

Q5. どのような経過を辿るのですか?

A5. 症状が無くても長い経過を掛けて腎機能低下が進行し、治療をしない場合は20年の経過で40%程度が末期腎不全(透析が必要な状態)になると言われています。早期からの介入により腎予後の改善が見込まれます。