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造血幹細胞移植について


造血幹細胞とは?

採取された骨髄液

血液は血球成分と液体成分(血漿)に分けられます。血球成分には、白血球、赤血球、血小板があります。白血球は体の外から入ってくるバイ菌を退治し、赤血球は酸素を運び、血小板は血を止めるという大事な働きがあります。これらの血球成分は、造血幹細胞から造られます。造血幹細胞は骨髄の中に存在していますが、へその緒(さい帯血)や末梢血(造血が盛んになっている場合)にも含まれることがわかってきています。

造血幹細胞移植が必要な病気は?

骨髄採取の方法

血液を造れなくなる再生不良性貧血、血液がんである白血病や骨髄異形成症候群といった病気の際に造血幹細胞移植を行います。これらの移植では、他のヒトから造血幹細胞をもらう同種移植が行われます。
また、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫といった病気では、自分の造血幹細胞(主に末梢血幹細胞)を凍結保存しておいて、自分に戻す自己(自家)移植が行われます。

造血幹細胞移植の方法は?

同種移植では白血球の型であるHLAが一致したドナーから造血幹細胞をもらいます。自己(自家)移植では、あらかじめ末梢血幹細胞を採取し、凍結保存しておきます。
移植前処置(大量の抗がん剤、全身放射線照射)を行った後、造血幹細胞を移植します。移植自体は輸血と同じように点滴で行います。
移植後、2~3週間は白血球数がほぼゼロとなるため、クリーンルーム(無菌室)に入室します。輸血や抗生物質などの支持療法も併用します。
同種移植では、移植片対宿主病(GVHD)といった特有の合併症が認められるため、免疫抑制剤の投与が必要となります。